王子様の恋物語
街中探検

カリカリカリ…
自室に、ペンを走らせる音が響く


「はぁ…疲れた」


やっと一息
その時…

コンコン…

自室の扉が叩かれる


「はい、どーぞ?」


入室許可を出すと扉が開いた


「…お仕事中?」


遠慮がちに扉から顔を覗かせたのは、リィだった


「珍しいね、一人で来たの?」


リィは基本的にロズレッド国王様と来る
しかし、今日の予定にロズレッド国王の訪問の話は無かった

っと言うことは、リィは一人でココに来たんだ

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