この未来を壊して下さい。【完】

翼のように羽ばたく龍を。







あの後、結局総長さんの肩から降ろされた私は、理事長さんの提案で翼龍の倉庫へ行くことになった。





もちろん、頑固拒否の予定だったのだけど、





「行かない」





「なんでー行こうよー」





「絶対に行かない」





「そっか。残念だな~





まあ、いいか。さっきとってもいい顔の写真とれたし。」





「ちょっと待って。





写真って何の?」





「決まってるじゃん。





さっきの姫羅ちゃんの顔が真っ赤だった写真。」




< 43 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop