16の月-過去に戻れたら‥【完結】
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その後、高宮さんが僕に話し掛けてくることはなかった‥。





A組の前を通るといつでも高宮さんの回りに人だかりが出来ていたけれど、

高宮さんも学校を休むことなく、毎日来ていた。



次第に僕と高宮さんの噂も話題にならなくなりホッとしていた自分がいた‥。


どうやら、高宮さんの近くに味方も出来たらしい。
もともと高宮さんと仲のよかった数人がかばうようになったみたいだ。
大野さんと高井さんて言う子だ。


「やめなよ!高宮さんが悪いんじゃない。
高宮さんのお父さんが悪いんだから!」
所々にそう聞こえてくる。


大野さんと高井さんって子が凄いなと他人事のように見ていた。
僕もああなれたら…良かったのかもしれないとも‥


だけど、それもそう長くは続かなかった…



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