16の月-過去に戻れたら‥【完結】
最後の言葉
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土日を挟み、月曜になった。

朝いつものように登校する。

いつもの様に賑わう校舎前。


僕の前に、吉村さん達が歩いていた‥



そして吉村さん達の前に…



高宮さんが1人でポツリと歩いている‥



やっぱり学校に来たんだ…
もう来ないほうがいいのに…
高宮さんの為にも吉村さんの為にも…





そう思いながら足早に、
吉村さん達を抜かそうとしたとき、ふと気が付く。


吉村さんとその取り巻き達が、クスクスと笑いながら

小石を高宮さんにぶつけていた。


吉村さんは後ろから睨みつけていた。







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