冷酷社長の極上の愛②
4.極上の誘惑
その日を境に、

宗吾の俺様ぶりは、本当に全開し、

私は毎日がドキドキしっぱなし。

・・・

光輝や光司も、

宗吾のこの俺様は見た事がなく、

私と二人の時、限定のようで、

俺様だったのかどうか聞いても、

光輝も光司も、そんな宗吾を一度も見た事がない。

と言っている。

嬉しいような、嬉しくないような。

・・・

今までの優しい宗吾も捨てがたいから。

今も、十分すぎるほど優しいのだけど。

・・・

「・・・亜紀」

「何ですか、社長?」


社長室、書類を渡していると、

私の名を呼んだまま、何を言うでもなく、

ただ私を見つめる宗吾。

・・・

「…言いたい事があるなら言ってください。

そんなに見つめられると、どうしていいか、

分からなくなります」
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