恋愛部☆番長組

想いを胸に





 ~千春side~




 あんなこと聞いたまま...ずるずると
 
 過ぎて12月になっちゃった...。




「ハァ...聞きたくなかったよ...」




 密君は、私が高校を卒業したら簡単に

 私を捨てちゃうの...?



「そんなのやだよ...」




 
 私って、こんなに独占欲強かった
 
 っけ...。全部、密君のせい

 なんだから―――...。





「密君の、バカ――――....」




 
 近くにあるクッションをばふっと

 叩いた。




 もう...

 クリスマスか。

 今年最後のクリスマス...。
 
 密君と、行きたかったな――...。




 カツンッ――――




 ん?何か今窓に何か当たったような...


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