恋愛部☆番長組

すれ違い





 いつもの教室。

 いつものクラスで

 いつもの日常――――...

 のはずなんだけど...。



「梓ぁ~....」



「わっ!びっくりした~...どうしたの?」



 梓にめがけて突進して抱きしめる。

 1ヶ月全然、密君に会えてないことを

 梓に話すと「あ~そっか~」と何か
 
 納得された。





「なんで納得するの~...!?」



 口を尖らせていたらごめんごめん、って
 
 少し笑う。



「だって恋愛部は今年大変でしょ?」



「大変?何が??」



「恋愛部はみんなの女子たちの何だから
 千春が立花君を彼氏にできたのだって
 無理に等しいんだからね!?」



 むっ。

 けど今はちゃんと彼氏だもん。




「でも、今の時期はあまり電話とかメール
 とかしないほうがいいんじゃないの??」



「...そっか~..」



 そうだよね...
 それで忙しいって言ってたんだ...。


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