ツンデレちゃん!!

くじ運には自信あり








あの日から、篠原とはほとんど喋っていない。


いや、全く。





正確に言うと、あたしが避けている。






篠原といると、調子が狂う。



いつも通りのあたしでいられなくなる。






だから、篠原はキライだ。






「最近、篠原くんと喋ってないね? 瑠奈」


「…う…」



イタイとこを突かれた。





「…そんなこと、ないよ」



聞いてきた莉緒に反論する。





そう。


そんなことない。



あたしが篠原と喋らないことを一々気にする必要なんか全くない。





それじゃあたしが、篠原のこと気にしてるみたいじゃん。



それは勘弁。




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