もう少しだけ、あなたのそばに

私が首を傾げると、


「腹が減ったんだ。何かあるかな?」


「え!もしかして、何も食べてないんですか?」


「ああ、まあ、そうだな。」


「ごめんなさい!」



急いでキッチンに駆け込み、夜も遅いこともあり消化のいい煮込みうどんを作り食べてもらった。


私の片づけが終わるまでリビングにいた秋は、


「片付け、終わったか?」


と聞いて、私が頷くと、


「よし、じゃあ、明日も早いし、寝るか。」


とまた、私を抱き上げて、ベッドまで連れて行ってくれた。

そして、私を抱きしめながら寝息を立てる秋。











秋、私は、いつまであなたの隣にいられますか?












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