タイトル、未設定。
see through

強欲

私は描く。何を描くか――。それは、絵。絵。誰をも魅了する絵。だが、私はそれは出来ない。何故なら、私はそれを誰にも魅せることが出来ない。だが、ひとつだけあった。
それは―――ネット。
この時代。ネットが便利になった。誰もが、ネットをやり全国。世界中に広がる。なので、私はそれに漬け込んだ。
「よし、今日も絵を投稿するか。」
その一言を言うとネットを開き、某サイトに投稿した。そこは私に最後のチャンスをやってくれる場所。言わば、助け綱。
私はそこでは高評価をもらっている。
例えば、動画の絵。人気動画が小説になり、その挿絵。また、某小説サイトの挿絵などなどと、ネット内ではちょっとした人気者。

―――私は思った。
もっとこれ以上の人気を得たいと。だから、私は描き続けた。毎日毎日。毎日描き続けたら、少しずつ成長していった。驚くことに退化もなしに。
――それと同時に人気が急上昇していった。ぐんぐん上がった。

ああ!来た!やっと!公の場に出れた。それは、「テレビ」。
『ネットから出てきた 隠れた天才現る?!』と。
私は目標を達成した。私は「人気者」になるという目標を。そして、思った。これ以上に人気者になりたいと。

そして、「私」は―――。





私はこれを__と呼んだ。
< 2 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop