俺様彼氏と女王様。
二人のサンクチュアリ
【日向】



「違う、右。」

「ちょっと待って…。痛い…。」

「いいから早くしろよ。」

「だから…。ムリだって…。」

「離すな!!俺潰れる!!」

「潰れちまえ~!!」



くそ女~!!



何で俺がこんな重い荷物運ばなきゃいけねぇんだよ!!



「業者呼べばよかったんじゃねぇの!?」

「だって皆が手伝ってくれるって言うから。早く運びなよ!!」

「何だよこのダイエット器具!!」



寧音の家から運んできた訳のわからないダイエット器具…。



やたらと重くてムカつく。



蓮司のトレーニングルームに放り込んだ。



「これどこ?」

「それは日向の部屋に置いて~。ありがと琉伊パパ!!」



俺に有難うとかねぇのかよ!?



ついに4月。



俺の家に寧音が引っ越して来た。



服とか学校の道具だけかと思えば無駄な物を持って来た。



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