目覚めの一報が、私の耳に飛び込んできた。

戦が始まって約一か月。

その戦は、圧勝に終わり、

今日イスタ帝国軍が帰郷すると。

…私はなんだか落ち着かなくて、

あちらこちらへと、

うろうろしていた。


「どうされましたか、ミラ様?」

心配そうな顔で私を見つめるジェフティ。



「・・・なんでもありません」

そう言ってごまかしたけど、

生まれた時から私を知るジェフティは、

可笑しそうにクスクスと笑った。



「どう見ても、落ち着きがありませんよ」


「・・・」


「もうすぐ、ラメセスが帰郷しますね」

「・・・」

私はジェフティの言葉に頷いた。


「宴の夜、ラメセスと二人で、何を話されていたのか、

私は存じ上げません・・・しかし、

あの夜に、何かあったことは、見てれば分かります」

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ファンタジー  復讐  偽装結婚 

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