復讐のkiss
…医者と看護師は、

必要な物を置いて、部屋を出ていった。


「…痛かったら、言ってくださいね」

「・・・ああ」


・・・何をやってるんだろう。

いつかはこの手で、

ラメセスを殺そうとしてるのに、

傷の手当なんて・・・


「…手当は上手いな?

どこかでやったことがあるのか?」


「…はい。

看護師のまねごとを、してたことがありましたから」


「・・・そうか」


…そろそろ巻き終わると言う時に、

ラメセスが突然驚くことを口にした。


「…いつか、

ミラは、その手で、オレを殺すか?」


…ポトッ。

包帯を落としてしまった。

私は慌ててそれを拾い、

ラメセスを見上げた。
< 41 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop