復讐のkiss
「ホルスは北国の中でも、一番強い国だ。

最後に攻める予定だったが、

予定変更だ。

明日、ホルスへ進軍するぞ」



「…正気か、ラメセス王」

オレの言葉に、オシリスは目を見開いた。


オシリスが驚くのは無理もない。

他の国、二国を落としてから、

ホルスへ行った方が、何かと都合がよかった。


・・・だが、

そんな事を言ってる場合じゃなくなった。

ミラを一刻でも早く、

グリフの手から救い出さなくては・・・

心も体も清い彼女を汚していい者など、

この世に誰一人としていない。


・・・

作戦を一から練り直すことになった。

オシリスも以外にも、その事に反対はしなかった。

…それはなぜなのか。

聞かなくてもわかる。

オシリスもまた、ミラの事を・・・
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