急遽の土日連休であったが、身体を休めるようにと店長がくれたお休みなので大人しく家で過ごした。


昨日は恵美にも心配をかけてしまったみたいで、病院から帰る車中で藤井さんの携帯に電話があった。


運転中である藤井さんが、スマホを私に寄こしてくる。


「悪い、出て」

「え?私が出ていいの?」

他人の携帯に代わりに出ることに躊躇っていると

「俺が出たら不機嫌なだけだから」

と、苦笑いしながら言った。見れば、恵美の名前が表示されている。


「もしもし、恵美?」

『みさ?心配したよ、倒れたって。みさもお母さんも大丈夫?』

「心配かけてごめん。大丈夫よ。お母さんは入院になったけど、今はお父さんがついてるし、私も元気だから」


恵美は最初から私あてにかけてたみたいで。
私が出て正解だった。


『しんどかったら夜看病行くわ、だから藤井さんには帰ってもらいなさいね!』


と強く訴える恵美がおかしくて笑ってしまう。
最早恵美の藤井さんに対する態度は剥きになっているようにしか見えない。


恵美と話をしたかったのだが、今日のところは辞退して後日食事をする約束をした。
勿論、藤井さんにも帰ってゆっくり休んでもらったが。


彼にはいつも、無関係なことに巻きこんでしまって申し訳なく思う。