深夜零時。

ミッドナイトブルーに小粒のダイアモンドを散りばめた様な東京の空の下。
私は重たいカバンとノートPCを抱えて会社を飛び出した。

真夜中のオフィス街を全力疾走で駆け抜けて地下鉄の駅を目指す。

上がった息を整える余裕もなくプラットホームに駆け込むと、扉が閉まるぎりぎりで、最終電車に飛び乗った。

平日の深夜だというのに、車内はスーツ姿の乗客で込み合っている。

こんな時間まで仕事をしているなんて、日本人はみんな仕事の虫だ。

ドア付近にもたれかかりながら、私はそんなことを考えていた。

ぼんやりと見つめた車窓。そこに写る自分の顔に、私は大きなため息を漏らした。

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弁護士  年下  じれじれ  編集者  元カレ 

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