冷たいあなたは救世主


部屋の片付けをしていたときだった。


ヒラリ、となにかが落ちた。


それは、私が会社勤めだったときに使っていた名刺。


会社を辞めたときに全部捨てたはずなんだけどな…


どうしてこれだけ?


そう思って裏面を見てみた。


するとそこには電話番号が書き込まれていた。


誰のだっけ?


…あ、竹沼さんのだ。





< 144 / 311 >

この作品をシェア

pagetop