冷たいあなたは救世主


雪野さんにバイト先まで送ってもらってしまった。


「…俺んち来れるだろ?

鍵渡しとくから。」


「えっ…あの…」


「じゃ。」


雪野さんは私に鍵を渡し、さっさと行ってしまった。



…やっぱり私は雪野さんのところで暮らすの…?



…なんだかなぁ。



…そういえば、康くんに携帯を返してもらうの忘れちゃったな。


それに、離婚の手続きもしなきゃならないし…





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