冷たいあなたは救世主


毎日、私の頭の中には直哉くんではなく、雪野さんがいた。


でも、直哉くんがいてくれてるから、私はなんとかやっていけてる。


私はそれを十分に理解していた。


もし、直哉くんがいなければ…。


私はもしかしたら会社を辞めていたかもしれない。



それなのに…。


直哉くんを好きになれない自分が、恨めしかった。





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