冷たいあなたは救世主

○ 恐怖



○ 小宵side


…ん?……あれ?


「おい、もうすぐ着くぞ。」


雪野さんはジャケットを羽織って、降車の準備をしていた。


私は……


あぁ、そうか。。


気持ち悪くなって、途中で寝ちゃったんだ…。


まだ私の頭はボンヤリとしていた。



「ほら、早く支度しろ。」


雪野さんに急かされ、私はボンヤリとしたまま身支度を始める。


まだ完全に気持ち悪いのが治ったわけではなかった。




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