冷たいあなたは救世主
Ⅲ 結婚
○ 始まりか終わりか
月日は流れ…
康くんと付き合って半年。
冬の真っ只中。
私と康くんはうまくいっていた。
「あのさ、小宵…」
「…ん?なに?」
康くんが神妙な面持ちで切り出す。
…よくないことだったらどうしよう、と少し不安になった。