桜が散り、暦は5月に入った。


私と中尉殿の結婚式は御堂家の屋敷で執り行われた。








障子の開け放たれた座敷の向うには美しい池と樹木そして勾配の緩やかな野筋が見える。



屋敷は洋風建築であるが、奥の離れの別宅は純和風の平屋の家屋と日本庭園が広がっていた。



私は文金高島田に亡き母が着ていた色打掛け。


彼は紋付き袴姿。

御堂家の家紋が無言の精神的な重圧を与える。





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