僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
離れていく気持ち・・・

不思議な感覚

「はぁーっ・・・」


柊哉は朝起きるなり、ため息を吐いた。


昨日は遅くまで弥夜といた。
何をしゃべっていたのか思いだせないけど、
ずっと弥夜の胸に抱きしめられていた。


そのぬくもりだけは確かに残っている・・・


「彩菜・・・」


それでまず口に出てしまうのが彩菜の名前だった。


いつもなら体の上に乗っかって来て、
俺を起こしに来てたのに・・・


彩菜の笑顔が頭に思い浮かぶ。


俺・・・ショックなんだな・・・


なんとも言えない脱力感のような気持ちに
柊哉はうなだれた。


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