王子様と恋したい
出会い


久しぶりに過去の夢をみた。
最悪なクリスマスイブのあの日。


だけど、王子様と出会ったあの日。




軽く欠伸をしながら静かに瞼を開いた。


そこに広がるのは、青い空…
ではなくて、5人の男の顔だった。




いまいち、状況が把握できない。
なんなんだろうこの状況…



ただ、昼寝をしていただけなのに…



わたしが体を起こすと、猿みたいな赤髪の男が口を開いた。



「おい!!お前!何俺たちの縄張りに勝手に入ってるんだよ!!」




なにこいつ…
うるさい。そして、うざい。



縄張り?意味わかんないし。








< 26 / 91 >

この作品をシェア

pagetop