好きになったのは、一匹狼でした。



「えっ!?ちょっと、モモちゃん!見えない!」


「うん、見えないようにしてるもん」



あたしの視界を覆ったのは、モモちゃんの手。


せっかくの梶野くんが真っ暗で見えない。




「モモちゃん!手!手!」


「なーに?手がどうかしたー?」



まだ手であたしの眼を塞ぐモモちゃん。


絶対、いじわるしてる!






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