好きになったのは、一匹狼でした。



「はぁ……全く若菜ったら。寝坊でもしたんでしょ?」


「今日は違うもん!お財布忘れて、取りに戻ってただけだもん!」


「……どっちもどっちよ」



もう一度、溜息を吐いたモモちゃん。


いつもいつもすみません。




「それにしても相変わらず好きねぇ、その格好」


「えへへ、今日は中でもお気に入りのにしてみた」


「若菜だから似合うのよ」






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