ナンパ男との恋【番外編】
*代償・・?

「おかえり」

「あぁ」

この家は 駐車場が地下という事もあり
その上
防音も しっかりしてるおかげで

輝樹が帰ってきても
車の音で分からないというのが
私にとっては 欠点だ。


アパートも、正樹くんの家も

輝樹の車の音で

寂しくなったり、
喜んでたりしてたから・・


なかなか
この環境に慣れない。


「すき焼き もう少しで
できるよ」


「じゃあ 風呂入る」


「うん」


「あと どんくらいで出来る?」


「んー・・・
5分もかからないくらい」


「あぁ、分かった」


輝樹が そんな事聞くなんて
珍しい・・・

おなかすいてるのかな・・・

あー・・・こんな事なら
もう少し早く
作り始めてれば
待たせる事なんてなかったのに・・・


私ってば

肝心なとこで
気が利かない・・・
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