ケチャップのないオムライス【短編】
親友


「本当、ムカつくわね。あの豚野郎」




駅前の居酒屋のカウンターで

私は大ジョッキを三つ空けていた。


「まぁまぁ。確かに腹立つけど」


雄一は私の前に水を差し出して宥めた。






なんであんな男と一年も続いたんだろう。
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