♡恋人争奪戦♥

稲森4兄弟



 

 翌日、瑠衣は荷物をまとめ、稲森家屁と向かっていた。


 車で20分。
 稲森家に到着した。


 瑠衣の父が稲森家のインターホンを鳴らした。


 

~♪ピーンポーン……~ 


 鳴らしてから約15秒ほど。
 中から応答があった。


『はい、どちらさまでしょうか』

 
 綺麗な声がインターホンから響いた。


「藤崎です。稲森はいますか?」


『藤崎……ちょっと待っててください』


 インターホンの声の主はすぐにドアから出てきた。


「お久しぶりです、稲森の長男、和人です」


「おー、和人か!!大きくなったな!」


 久々の再会に二人とも会話が弾む。

「藤崎さん、後ろの子が……」


「あぁ、俺の娘の瑠衣だ」


 父が軽く紹介したのを聞き、瑠衣は挨拶を始める。


「はじめまして、藤崎 瑠衣といいます。お世話になります」


 瑠衣は軽くお辞儀をした。


「教育の行き渡っているお子さんですね」


「はは、そういってもらえると嬉しいね」


 それから何分か話し、瑠衣と和人は中に入っていった。


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