隣の女
微妙な三角関係
あれから、俺と宮坂は教室へ戻り、早くも1日が終わりそれぞれ家へと別の道を歩いていた。



「あぁーーー。なんで俺にいってくんねーかなぁー。」

俺は歩いている途中にそうつぶやいた。

宮坂の話を聞いて全部がひとつになったんだ。

琉希亜が俺からさけるようになったのはきっと、俺が宮坂と仲良くしてしまったからだ。
琉希亜は宮坂が好きだけど、話しかけることができずにいた。しかし、俺が普通に宮坂に話しかけるようになったから琉希亜は嫉妬して俺を避けているんじゃないか、と。
きっと、琉希亜は今頃”何のために宮坂にあんな暗い格好をさせてたんだ。”と思ってるに違いない。あんなきれいな顔をした人が普通の学校のクラスにいたらみんな見つめてしまうだろう。


ま、明日だな。
俺は明日に賭けるぞーー!
上手くやってくれ、宮坂!!

俺はそう心の中で願っていた。
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