仕事があるという事はありがたい。






どんなに忘れたいと思っても忘れられない事でも、仕事をしている時は忘れる事ができる。





百合子も直人も今は仕事に救われていた。






長引いた職員会議のおかげで百合子が学校を出たのは夜の10時を過ぎていた。






携帯には直人からのメール。







【明日までにまとめる資料があり今夜はおそらく帰れない。先に寝てて】







百合子は、しばらく画面を見つめて携帯をバックにしまった。









学校の外へ出ると少し冷たい秋の風が落葉を連れて百合子の足下を通り抜けて行った。







寂しさがこみあげる。








百合子は寂しさを振り切るように家までの道を足早に歩いた。







前に進まなきゃ…







そう自分に言い聞かせるように。
























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