盲目少女と人斬り集団
あれから数ヶ月、私はだいぶん、光のない世界にもなれてきた

冠城のおっちゃんや
夏海先生、双苑姉ちゃん、
それに、、、、、、


晋作『おーい!!しっずなぁー!!』


屋敷の外から元気な声が聞こえる

高杉晋作、
鬼兵隊の総監、、、、、、に見えない程の子供だ。

身長は私とそんなに変わらない


閑梛『晋作!!煩いですよ!!』


私が窓から顔を出し声を上げる

晋作はいつも此処、夏海先生の屋敷へ来ると私を呼ぶ


以蔵『閑梛ー、僕もいるよー』


不意に聞こえた声に私はビクッと肩をビクつかせる

後ろには岡田以蔵、人斬り少年、と言ったところだけど、、、晋作と変わらない子供だね、、、


閑梛『以蔵、後ろから声を掛けないで
それと気配は消さない
私が困るの』


私が困ったように息を吐くと
漸く以蔵がそこにいる、という気配を感じられた



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