盲目少女と人斬り集団


土方『…………………』


山南『…………これはまた、可愛らしいお嬢さんだ』


怖いお兄さんと
優しそうだけど怖いお兄さんが
私の前に座っています。
この二人も能力者なんだ、
私の心を内心を覗こうとしてる、つか、覗いてる
怖い、怖い!!


凉梛『あ、あの、、、なにか、、、』


土方『なにを隠してやがる、、、』


凉梛『ふぇっ!?な、なにもっ!!
てか、初対面なのにそれですかっ』


あれ?覗けてない?
なんで?
おかしいなぁ、、、


山南『少し、その簪を取ってもらって良いかい?』


山南さんは私の頭に刺さる簪をとるように言うが
コレはとれない
〝鴨〟との約束だから


凉梛『駄目です。
コレは肌身離さず持つよう言われました。
他の者にも触れさせぬようにと、ね!!』


私は後ろから延びてきている腕を素早く掴むと
手首の関節を外す


原田『いってぇ!!』

原田さんが腕を押さえもがいているようだ、埃が舞うから止めてほしい、、、


土方『目、見えてねぇよな?』


凉梛『はい。
気配を感じることなんて容易いこと。
それに、コレは少し特殊なモノです。
申し訳ございませんが、取ることはできません。』


私は畳に三つの指を着くと
ゆっくりと頭を下げ謝る


土方『良いさ、別に
そろそろ近藤さんが帰ってくるだろうよ。
斎藤!!出迎えしてやれ』


斎藤『御意』

斎藤??誰だろう、、、
父様が殺された時、いたっけ?

まあ、いっか、、、

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