幕末パノラマ

二人を隔てる壁





ーーー・・・



それから約三週間たったとおもう



時の流れというのはただただ無情にも流れ、空っぽな心は何かが増えることも減ることもなかった




「春、ご飯ですけど...」




「あ...俺いいや...」




俺の部屋に来て食事の時間を教えてくれた総司に顔も向けずそう言う



「そう..ですか」



この三週間、まともに食事をとっていない



けど、減ったという感覚はない


ただ、疲れた





もう、疲れた..




食べるもしゃべるも見るのも動くのも、何もかも疲れた





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