「まったくもう…」



一人になったわたしは、床にペタンと座り込んだ。



「春夜がいなくなったら、やっぱ寂しいな…」



どうせもう今日は、春夜に会えないと携帯をテーブルの上から取った。



「あ、紗希?うん。話したいことがあるんだ。うん、紗央里も呼ぶつもり」



電話を掛けた相手は、紗希。



紗央里にも、この後電話をする。



やっぱり、二人には言わなきゃね。



「来れる?うん、いいよ。泊まってー。待ってるね!」



紗希と電話を切るとすぐに、紗央里にも同じく電話を掛けた。



二人にこのこと言ったら、なんて言うかなっ。



紗央里は、あまり驚かないかな?



あ、でも紗希もなんとなく気付いてそうだから結局二人とも驚かないかな?



そんな考え事をしながら、ボーッとすること30分。



インターホンが鳴り、わたしはドアを開けた。



「相変わらず、用心しないよね」



「え?だって紗希たちが来るの分かってたし…」



紗希の言葉に、そんな言い訳をしてみたけど、確かに知らない人の可能性もあるよね…。



春夜にも怒られたばっかなのに…。



「まぁ、でも今はわたしたちだったんだし。よしとしましょ?次から気を付けてね、朱里ちゃん」



「あ、うん。気を付けます…」



なぜか、紗央里に敬語で答えていた。