ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
《20》 10年ぶりの再会

敦司side-

目を覚ますと布団の上には沢山の折り紙の鶴が散らばっていた。



「あ…」


部屋に入って来た陽那が慌ててベットに近づいて来た。



「お前が折ったのか?」



「あ…うん…千歳さんに頼まれて…」



「千歳に?」



「それよりも具合は大丈夫なの?」




陽那が椅子に座り鶴を小さな箱に入れて片付ける。




「…昨日から身体が怠いと思っていたが…帰りがけに車に乗って…それからどうやって邸宅にも戻ったのかが…思い出せない」



「気を失ってしまったから…」




「私は意識を失った!?」




「はい」


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