君がいれば
第三章 ○ HOT ○
観覧車が地上で停止し、
僕らはそれぞれ降り立った。



「どうだった?」


ミンが僕に聞いてくる。


僕はソナタを見ると
ソナタも僕を見ていたが一瞬で目を逸らされた。


ソナタの眼差しに僕の心は
熱くなってく。


ソナタはプイッっと後ろへ行って、
口を一文字に結んでいる。



「まぁまぁかな」


「ソナタは? どうだった?!」


ミーナに聞かれているソナタ...
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