友達の友達 ~春~
出会い 木曜日

それは、夏に近い春であった。

あ、メールだ。
『恵那~!来週遊びにいかない!?
他の子もいるんだけどいいかな?』
送信者は…椎名だ。
『行く行く!』
返信、っと。
彼女は伊南哉椎名だ。
これでいなやしいなと読む。
実は私も最初は読めなかった…
あ、申し遅れたが私は仲井恵那だ。なかいえなと読む。
『やった!じゃあ土曜の3時にカラオケ前ね!
あ、土曜日くる友達が恵那のメアド知りたいって言ってたからもうすぐしたら全員からメールくると思うよ~ん( ^ω^ )』
椎名はやることが早い。流石だとも言える。
『わかった!じゃあまた土曜日ね!』

ピピピ。
しばらくしたらメールが来た。
知らないアドレスだ。きっと椎名の友達だろう。
『奥日和って言います!
よろしくね♪』
日和ちゃんか。
『私は仲井恵那です!
よろしくね!』
早めに返信。
あ、またきた。
『山田壱果って言います。
いつかって読みます。
恵那さんだよね?
椎名から聞きました。
よろしくね。』
壱果…おおすごい名前。
それに、すごい正統派メール。
さっきと同じように返信する。
あと一人からメールがこない。
真亜奈からは三人と聞いていたのに。
まあ今日は寝よう。
明日は金曜日だ。





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