アラサーラプソディー♪~運命のヒトは誰?~【加筆修正版】
#年下の彼
「ハァ…」
「先輩、今日、何度めの溜め息です? 何か、あったんですかぁ?」
「うん…ちょっとね…」
午前中
お客様の予約が入ってないため、2階のオフィスで千夏と事務処理をしていた。
「何です?もしかして、あの占い師の言ってたコトだったりします?」
向かい合ったデスクから、パソコンに向かっていた手を止め
千夏が身を乗り出して、私の顔を窺う。
「あ、えっとっ…その…」
もじもじと、千夏の視線を避ける。
「せーんぱい、解り易すぎーーー!」
ケラケラと高い声で、笑う千夏。
もー、仕方ないじゃない、あんなことがあれば、誰だって戸惑うわよぉ
手にしていたボールペンをクルクルと回し、俯く…
「先輩ってば、聞いて欲しい感、アリアリですよっ
仕方ないなぁー
今日は午後イチで、私、外出なきゃいけないんで、
早めにランチとりましょ、そこで聞かせてくださいよっ」
軽くウインクして、すぐにパソコンの画面に、視線を移した。
「うん、ありがと お願いしマス 千夏せんせい」
もう、3年も恋愛から離れてると、
恋愛って、どうするのか、正直忘れてしまった。
現在進行中の千夏に指導してもらわないと…