夏色の約束。~きみと生きた日々~


大人たちに笑われてもいい。所詮子どものたわ言だと言われてバカにされたっていい。


なつたちの想いが真剣なことは、なつたちが本当に愛し合ってることは。


ふたりだけが、知っていればいいの。


なつがあおちゃんの頬をそっと撫でると、あおちゃんは愛おしそうに私を見つめた。


そしてもう一度、なつの唇に優しくキスを落とす。


風が波を揺らす音を聞きながら、なつはあおちゃんの愛を全身で感じた。


そして、ひたすら願ったんだ。


きみの病気が治りますように。きみの笑顔が消えませんように。


きみと、ずっと一緒にいられますようにと──。


< 179 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop