夏色の約束。~きみと生きた日々~

仲の良い友達



あの出会いの日から約6年の月日が経ち、なつとあおちゃんは小学4年生、10歳の秋を迎えていた。


「菜摘ー!あなたなにしてるの?もう碧くん、玄関にきてるわよー!」

「え、嘘!?あおちゃん、いつもよりくるの早くない!?」

「バカ!何言ってんの!もう家を出発する時間でしょ!」


一階からお母さんの大きな声がして、なつは慌てて時計を見る。


………えっ!?嘘でしょ!?


時計の針は、なつの予想とは全然違う、7時50分を指していて。


「あー!本当だ!もうお母さん、もうちょっと早く教えてよ!」

「だから言ったじゃない!もう碧くんきてるって」


お母さんがまだ大きな声でぶつぶつ言ってるけど、そんなの気にしてられない。


「えーっと………」


算数のノートに教科書でしょ。


それから生活ノートに、漢字ノート。


………あ、筆箱忘れてた!


なつ、こんなに素早く動けるんだ。


時間割りを見ながら、自分でもびっくりするくらいの早さでランドセルに準備をつめるなつ。





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