「やっぱり迎えに来たかぁ」




目の前の陽子は、納得したように、少し嬉しそうに微笑みながら

頬杖をついたままあたしを見つめている。




「…やっぱりって?」

「だって、有希が姿消した後の瞬くん、すごかったんだから。
 あたしの携帯の着信は全部埋め尽くされるし、毎日家に押しかけてきて、
 土下座する勢いで有希の居場所教えてくれって。
 そりゃあもう、必死だったよ。」

「…」

「なに迷ってるの?」




陽子は、なんでもお見通しだ。




「今さら、戻れるのかなって。
 なにもかも変わりすぎてる気がして…」




芸能人の彼と

あたしと、陽斗



空白の3年間を埋めて、家族になる。

そんなこと、可能なのかな




「戻るんじゃないよ」

「え?」

「戻るんじゃなくて、3人で新しく始めるんでしょ」




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