甘い恋の始め方

年下の男

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ピピピピピピ……

目覚まし時計の音で理子は目を覚ました。

もそっと手を伸ばして目覚まし時計を止める。

シャワーを浴びてから眠ったのが、空が白んでくる5時。

昼の12時にセットしていた。

いくら土曜日の休日でも、一日中眠っているのはもったいない。

「カフェでランチして、買い物でもしてこようか……」

目が覚めて真っ先に思い浮かんだのは悠也だった。

このまま部屋にいたら、彼ばかり考えてしまうだろう。そう考えて、理子は出かける支度をした。

代官山のワンルームマンションと言っても、代官山の駅まで徒歩15分。

散歩するにはいいけれど、ヒールで歩く通勤には堪える15分だ。特に雨の日は嫌になる。

レモンイエローのTシャツに紺のジャケット、ジーンズだからスニーカーで出かければいいと思うのだが、おしゃれにこだわる29歳。

Tシャツのレモンイエローより、少し濃い黄色のハイヒールを履いて外へ出た。

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