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モーニッシュ国の王

モーニッシュとはデモーニッシュのことで、DとEが隠された国であることを、全ての民はしらない。
Dとはデルタのことである。Eとはエプライランのことである。あの丘につどうメノウに、アレハンドロは活動していた。
アレハンドロとは、モーニッシュ国の真の王
であり、モーニッシュの民には見たことのないモノの象徴とされた。
常に、アレハンドロ王の代わりにグレゴリオが表に表れたからだ。しかし、彼はアレハンドロその人であった。
モーニッシュの民は彼をやせた王様とは呼んだ。民の前に姿を現す事ができない程、病に伏せっていると考えられたからだ。

アレハンドロは、両国に友好な外交を築くことに成功していた。緑メノウの軍を派遣し、いくらか戦の手伝いをしていたからだ。そうすることによって、モーニッシュ国内の治安が保たれるのだ。そして、それを保つ為に、アレハンドロは両国を操るため、黒エルフのパーヴェルをジェットたる地位にし、オニキス皇帝の右腕にまでしたのだ。
パーヴェルには、レーシュの城からの怨みが、レーシュの民にあった。
かつてカーネリアン王子を生徒にしていた。
お喋りエルフのエルリオンが学問や政治哲学などを教え、パーヴェルが身の繕いかたと礼儀作法を教えていた。その頃、レーシュの民は、黒エルフのパーヴェルを差別していた。
オブシデアン王はパーヴェルを教師に雇う程、黒エルフに対して差別的な態度はとらなかった。しかし、フォト族に、暗黒は遮られたのだ。善人とは、善の行いをする者の事ではないだろうか。
ジェットとして君臨したパーヴェルは、ついにオニキス皇帝の右腕になり、助言者になった。
アレハンドロとデルタを結成し、エプサイランの丘で活動を強めた。エプサイランの丘は自由で、メーム王国とザイン帝国に秘密が決して届かないからだ。
民はモーニッシュの名の意味を知らなかった。
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