私はまだ、ガラスの靴を履く勇気がない。
オオカミ君。





私がボーっとしていると、大神君は、しまった。と言って、言い直した。




「新入生代表、大神 昴」







姿勢よく、きちんと礼までして、大神君はステージから降りてきた。





…よく、分からない人だ。










彼の第一印象はそれに尽きた。
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