愛し*愛しの旦那サマ。


「もうちょっとしたらケーブルで、見たかった海外ドラマがシリーズまるごとぶっ通しで放送されるんだよ」

「う、う゛ん?」

「お前が横にいたら集中してみれない。だから、それ食ったら、さっさと寝室で横になれよ」


そう冷たく言って、テレビのリモコンを操作しだす臣くん。


「そんな、びどいっ(酷い)」

「安静にして早く風邪治せば、正月どこかに出かけたりする機会がまだあるかもしれないだろ。治さなくていいのか?」

「……ヨクナイデス」

「じゃあ、食ったら寝ろ。おやすみ」


ぞ、ぞんなぁっ……!!




それから―…

お粥を食べて、薬を飲んだ私は、大人しく寝室に行って横になりました。

ちなみに、寝すぎていた為、寝付くのに六時間かかりました。

何度もリビングに飛び込んでいきたい症状をおさえました。


そんな私と臣くんの年初めでした。



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