【完】児玉くん色に染められそう。
児玉くんの宣言











それから何事もなく
四日が経とうとしていた。


あれから二日後、先生の提案で唐突に席替えが決まり見事あたしと児玉くんの席は離された。




隣の席はもう児玉くんじゃない。

話す機会もめっきり減った。

代わりに児玉くんを目で追うことが多くなった。

でも、その視線があの日みたいに交じ合うことはない。



あの放課後は何だったんだろう。

児玉くん、あたしに
冷めちゃったのかな。



あたし、約束守ってまだ
三宅に返事出してないよ?

だけど一週間が経てばそれすらなくなる。



そのとき、あたしは三宅になんて返事すればいいのさ。


そんなことを繰り返し考えていた。


食欲も心なしかあまり湧かない…なんてことはなく、それどころか少し増していた。(なんでだ…)


だから今日もパクパクと購買で買ったパンを頬張っていたとき、血相を変えた結衣がトレイから戻ってきたのである。


「おかえりー。どうしたの?」


「ちょ、大変たいへんっ!
さっき廊下で聞いたんだけどね!」


「なにー?」




呑気な声でその先を待っていると

興奮状態のまま結衣は口を開いた。








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