極上男子2〜王子たちの甘い放課後〜
┗After Story.〜航平side〜
After Story.〜航平side〜
今までの分も愛したい
俺、神山航平は今まで彼女の優香よりも部活を優先してきた。
気付かなかったんだ。
俺が部活を優先することで
優香が不安になっていたなんて。
俺が
「ごめん。部活だから」
って、言うと
「大丈夫だよ」
って、笑う優香。
本当は、もっと一緒にいたいと思うのは俺の本音。
けど俺は、いつも笑う優香を見て
優香は、一緒にいたいって思ってくれてないのかな?って思ってた。
でもあの日、優香の本音を聞いたんだ。
3ヶ月の記念日の日。
また俺は、部活で先輩に呼び出されていて、優香にデートを断った。
その時、
“もういい!航平なんかもう知らない!”
“私、もっと航平とデートしたいな。
試合が近い時は、少し話すだけでいい。
少し顔が見られるだけでいい。
私より部活が大事でもいいよ?
だけど一緒にいるときは、部活のことよりも私のことを見てほしいな”