───あの後すぐに家に帰った私達はいま、ベッドにいる。


「お前の全部が欲しい」


甘い声で囁く仁。


でも…

あの時の記憶が蘇る。


「ダメ……。私…汚い。」


こんな私で仁を汚しちゃいけない。その思いが頭を埋めつくす。


仁と一つになりたい思いを消すように…




「ばか野郎…。」


耳元で仁の甘い声が聞こえる。


その声は少しだけ怒っているようだ。



「お前は汚くなんかない…。」


「でも、「それ以上なにも言うな…」



私の言葉を遮って仁が言葉を落とす。



「お前を襲ったやつは俺が死ぬ寸前まで殴った。殺してやりたかったが…」


そこで一端言葉を濁してから



「そんなことお前が望まないだろ?」


優しく言う。




「後処理は真に任せたから大丈夫だ。制裁を加える事に関してはあいつは鬼畜だからな」


くつくつと喉で笑っている仁。







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ヤクザ  若頭  極道  イケメン  激甘  溺愛  裏切り  組長  甘い 

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