クール上司と偽装レンアイ!?
窮地に立つ
翌日から葵にアドバイスして貰った通り、ケアレスミスを無くす様に気を付けた。

確認作業中は特に集中する様に言われたから、なかなか電話に出れなくて購買部の代表電話は鳴りっぱなしの状態だった。

初めは皆、怪訝そうな顔で私を見ていた。

多分、私が出るのが当たり前になっているから、どうして出ないの?って疑問に思ってたんだと思う。

でも、そんな時は葵が出てくれた。
葵が出てるのに自分が出ないのはまずいと思ったのか、次第に別府課長以外のメンバーも出てくれる様になった。

たったそれだけの事なのに、私のミスはかなり減った。

それで気が付いた。

元々器用じゃない私があれもこれもっていろんな事をやろうとしてたのが間違いだったんだって。


仕事をしてるとメイン業務以外の雑用って結構有る。

コピー用紙の補充とか、トナーの交換とか、郵便物の仕分けとか。

私の仕事って訳じゃないけど、なぜか皆が私の担当だって態度だったし私もそれを受け入れてた。


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